ナックルヘッド

ナックルヘッド ナックルは1936年に登場したエンジンです。 ハーレー社史上初のOHVエンジンとしてその名前を歴史に刻みました。

最初のナックルヘッドはタイプ「EL」と称され 排気量は61cu.in、当時はこのモデルをスペシャルスポーツという位置付けで、前後18インチのタイヤを装着しています。 トップスピードが150km/hと当時にしては、非常に速いスピードが出せる高性能バイクであり、スペックは40ps/4,500rpmとなっており世界的に見ても、トップメーカーの位置づけであることが伺える。 このELモデルは'41年のFL1200ccがデビューしたあとも販売され続け、'48年のパンヘッドのデビューまでの12年もの間、生産されました。


改良を続けるナックルヘッド

当初のナックルは、メカ・ノイズが大きく、オイル漏れもひどく、オーバーヒートするなどトラブルも少なくありませんでした。 しかし、これらの問題は改善され、41年には一つの大きな変化が訪れます。
74cu.in、FLのデビューです。
成熟したエンジン技術に加え、アメリカの広大な大地を走る目的が強くなり、前後のホイールが16インチへと変更され、ソフトな乗り心地になりました。'48年のパンヘッドのデビューまで生産されますが この後のFL系モデルは、この時から前後16インチが定番となり長い歴史の原点となるモデルなのです。