ツインカム
1999年発表されたのが「ツインカム」エンジンです。 このツインカムはハーレーの伝統とも言うべき空冷45度VツインOHVは守りながら、従来までのワンカム構造を改めカムシャフトを2本にする変更が行われました。 排気量もエボリューションエンジンの1340ccから1450ccへ拡大され、高速走行でもストレスなく走りきることの出来るハーレー エンジンが誕生したのです。
それ以外でも、シリンダーフィンの表面積を増やすことで冷却効率をアップさせたり、排気バルブの小径化するなど混合気の完全燃焼を図るコンバスチョン技術と細かい点火時期制御で厳しい排気ガス規制にもクリアできるようになっていたりと、まさに現代に適応するものとなっています。
ツインカム88Bとは?
1999年に発売されたダイナ、ツーリングモデルの翌年発売されたのが、ツインカム88Bエンジンを搭載したソフテイルでした。 88Bとはバランサー付のことで無駄な振動を効果的に打ち消す効果があります。 ダイナ、ツーリングと違いラバーマウントを介してフレームとエンジンと止めないため、パワーが向上したツインカムエンジンでは不快な振動が多くなってしまうためソフテイル専用に作り出されたエンジンなのです。